時計じかけの俺んち

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20140614 Sat
夢枕獏朗読コンサート「空海・生命の海」@高野山金剛峯寺 

夢枕獏朗読コンサート「空海・生命の海」@高野山金剛峯寺 

2015年に開創1200年を迎える高野山
空海が開いた寺そのものが町となってるこの山で、空海という人物を題材に物語を綴った夢枕獏の、本人による朗読コンサートが開催されるとあって、慌ててクルマを走らせた。
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南海高野線の沿線に住んでいながら、高野山へ訪れる機会は殆どありません。
過去の記憶を辿っても、何度目の訪問になるのやら…。物心ついてからは初めてかも。
曲がりくねった峠道、対向車線からどんどん下りてくる観光バス、後ろからは峠を走りに来たスポーツカーに煽られ、ひいひい云いつつお山に到着。

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大伽藍。圧倒的存在感。
よく写真では見るけど、生で見ると圧倒される。

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金剛峯寺の本堂でもある金堂。
説明を読むと、平清盛が寄進した曼荼羅が置かれているとか…。
ちょうど今まさに夢枕獏の「宿神」を読んでいるところで、これは平清盛や西行の物語であり、本当にタイムリー。自分が読んでいる物語の舞台に思いがけず入ってしまった気分。

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とにかく境内に生えている木の大きさが凄い。
緑地管理でメシ食ってる身としては、この高さの樹木の維持管理がどれほど大変かは分かるつもり。剪定、病虫害防除だけでも恐ろしい手間がかかる。
1200年もこれを維持してきてるんだから凄い。いやあ来て良かった。

ところで入山してからずっと体調がよくないんだけど、これってもしかして自分の中にいる悪いモノが御山の霊気にあてられて弱ってるとかそういう…?
いやまあただの車酔いとかそういうのかもだけど、ほんとに山に来た途端に気分が悪くなって大変だった。何かあるのかも知れん。

IMG03251.jpg
立派な正門をくぐって奥殿へ。
普段は非公開である奥殿でイベント見れるとか、めったに無い機会。ありがたやありがたや。

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イベントに先立って、高野山の偉い立場のお坊さんからコメントが。
「30数年前、高野山の奥の院から御大師様のミイラが盗まれました。…何という罰当たりな小説を書く奴だ、と思いつつ、夢枕獏さんの魔獣狩りを読ませていただいたんですが、これが非常に面白く、完結まで読んでしまいました。」

IMG03265.jpg
夢枕獏先生登場。さっきのコメントを受けてひとこと「泣きそう」と。
高野山で最も神聖視されている空海のミイラを盗み、その精神へダイブするという物語を書いて大ヒットし、現在の作家としての立ち位置を確立したと言っても過言では無い人。
取材の度に何度も訪れた高野山でも、いつも誰かから叱られるんじゃないかとビクビクしながら歩いていたとの事で、それが許されたという事を公式にアナウンスされたんだからこれは嬉しいでしょう。
38年前に初めて高野山を訪れて、僧侶に「こちらのお山では、まだ空海は生きているというふうに伝えられていると聞いたのですが本当ですか?」と質問したところ、
「我々の大学では、そのように学びました。私はそう信じています」との返答を聞き…
そこから、「こいつはとてつもない物語だぜ」「この物語は絶対に面白い」とあとがきに毎回記すほどの自信作である「魔獣狩り」が生まれた。
完結するまでに長い時間を要した物語も数年前に終わり、その間に空海そのものの物語を記した「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」も生み出している。
それらを夢中になって貪り読んだ俺にとっても、この場所に夢枕獏が立って話しているのを聞くというのは特別な思いがある。

朗読コンサートの前に「堅精(りっせい)」という儀式を見せてもらえた。
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1200年前に空海が地元の神様である明神様を高野山に勧請された旧暦5月3日に、伽藍山王院で夜を徹して問答を繰り広げる儀式があり、高野山に伝わる最も大切な伝統儀式。
ちょうど今回のイベントの日と儀式の日が重なったという事で、年に一度しか見れないし、折角だからその行道をお見送りさせて貰える事に。

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この若い僧侶の袈裟が黒くなると一人前なんだそうな。

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奥殿に戻って朗読コンサートスタート。
Ky(リンク先音が出ます注意)のサックス、ウード、パーカッションの3人による演奏に合わせて、夢枕獏が自らの著書「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の中から、
・第三章 長安の春
・第三十一章 胡神
・結の章 長安曼荼羅
の一部分を朗読する。
この本を読んだのはもう何年も前で、物語もぼんやりとしか覚えてなかったけど、この朗読は本当に素晴らしかった。
静かな演奏、奥殿の外の自然の音や鳥のさえずり、そして朗読の声…。
目を閉じて音に聞き入っているうちに、突然こみ上げてくる思いがあり、涙があふれた…
本当に至極のひとときであった。

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カーテンコール。万雷の拍手。
暫く立ち上がれないほどの想い。

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ゆっくり余韻に浸りながら奥殿を後に。

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…と思ったら突発的に夢枕獏先生のサイン会が!
手持ちの「宿神」4巻にサインを頂いてしまった。何か感謝の言葉を…と思ったものの急な展開だったので言葉が出ない!
「長生きして下さい」とかそんな失礼な言葉をかけてしまったように思う…。猛省。

長くファンやってて、まさかこんな日が来るとは。
本当にご褒美のような一日だった。
イベントを企画してくれた人、高野山、Kyさん、夢枕獏先生、本当にありがとうございました。

リンク:金剛峯寺で夢枕獏さんが朗読コンサート 荘厳な雰囲気に

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